成人年齢の引き下げに伴い、Amazonさんの規約も20歳以上から18歳以上に変更になりました。
ご指摘いただきましてありがとうございます。
Amazonさんの各種サービスを利用するのに必要な「Amazonアカウント」。
ママさんやパパさんのAmazonアカウントでお子さんに各種サービスを利用させている方も多いかと思いますが、問題はないのでしょうか?
また、子供用のAmazonアカウントは作成できるのでしょうか?
そこで気になるAmazonアカウントの作成やサービスの利用についてご紹介します。
Amazonアカウントの複数作成は可能?
Amazonアカウントは、商品を購入するための「購入用アカウント」と商品を出品するための「出品用アカウント」の2種類あります。
このうち、出品用アカウントの複数作成は規約で禁止していますが、購入用アカウントの複数作成に関する公式見解はみつけられませんでした。
ネットでみつけた情報によりますと複数作成は可能なようですが、「『アカウントの追加』や『アカウントの切り替え』があるのでOK」というのは少し根拠に乏しい気がします。
屋号を持たない個人事業主の方がプライベート用と仕事用でアカウントを分けたい場合もあるでしょうから、厳密な運用はしないとも思いますが・・・・・・。
Appleさんは公式でApple IDの複数作成を認めていますが、Amazonアカウントは注意が必要ですね。
作成は18歳以上が対象、利用は18歳未満も可能
年齢に関してはAmazon.co.jp利用規約のアカウント項目に記載があります。
Amazon.co.jpは子供向けのアマゾンサービスも販売していますが、販売する相手は成人(18歳以上)のお客様に限られます。未成年者は、親権者または後見人が承諾する場合に限り、アマゾンサービスをご利用になれます。
利用規約にあります通り、Amazonさんではサービスの提供対象を「販売」と「利用」に分けています。
まずは販売ですが「成人(18歳以上)」が対象と明記されています。
Amazonさんが販売するサービスの購入にはAmazonアカウントの作成が必要なので、アカウント作成対象も同じく18歳以上、つまり18歳未満はアカウントの作成ができません。
次に利用ですが、親権者または後見人の承諾があれば「未成年者」も対象と明記されています。
つまり18歳未満がAmazonさんの各種サービスを利用しても問題ありません。
以上をふまえますと「子供用のAmazonアカウントは作成できない」が「親のAmazonアカウントで子供にサービスを利用させることはできる」ということになります。
実際は18歳未満もアカウントが作成できるが規約違反
ネットでみつけた個人の方の情報によりますとAmazonさんではアカウント作成時に年齢確認がないので、Amazonさん側でアカウント作成者や利用者の年齢を確認する術がない、つまり実際は18歳未満でもAmazonアカウントを作成できてしまいます。
たしかに私がAmazonアカウントを作成したときも年齢を聞かれた記憶がないので、Amazonさん側で年齢を確認するのは難しいのでしょうが、上の説明の通りAmazonさんの規約違反であることは間違いないので注意が必要です。
「Prime Student」なら18歳未満でも正式に登録可能
プライム有料会員の学生版「Prime Student」は、年会費2,950円または月会費300円(プライム有料会員は年会費5,900円または月会費600円)でプライム特典を利用できるお得なプログラムですが、ヘルプにこんな記載があります。
登録するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- (前略)
- Amazon.co.jpアカウントを持っていること。
- (中略)
- 未成年者の方は保護者の同意があること。
このヘルプを読みますと、Prime Studentに登録するのであれば18歳未満でも正式にAmazonアカウントの作成ができそうです。
Prime Studentは無料体験期間を含めて最長4年6か月利用できますが、18歳以上しかAmazonアカウントが作成できない場合、入学した年齢で利用できる期間に差が出てしまうため、その救済措置でしょうか?
「Amazon Household」が日本で開始すれば解決
Appleさんには「ファミリー共有」という家族のApple IDを一元管理できる機能がありますが、Amazonさんも米国では「Amazon Household」という似た機能を提供しています。
この機能、あらかじめ機能制限が設定された3種類のアカウントが用意されていたり、コンテンツの利用制限をアカウントごとに管理できたり、Fireタブレットの機能制限をアカウントで一括管理できたりと非常に多機能で便利なのですが、日本では提供開始の予定がありません。
日本でも『Amazon Kids+』の「子ども用プロフィール」で似た使い方はできるのですが、この機能が利用できるようになれば、Amazonアカウントに関する面倒事のほとんどが解決するので是非とも提供を開始して欲しいですね。