2019年6月発売のFireタブレット最廉価モデル『Fire 7』ですが、米国に続き日本Amazonさんでも在庫切れになりました。
発売周期的には新モデルがいつ発表されても不思議ではないのですが、このまま販売が終了するかも?という話題をご紹介します。
Fireタブレットの売上げを支える中・大型サイズ
コロナ禍の外出自粛やリモートワーク推奨によるタブレット端末の出荷台数増加は2021年をピークに減少傾向にありますが、依然としてコロナ禍前の数字を大きく上回っています。
以前の記事でご紹介しました通り、Fireタブレットの売上高の4分の3以上を占める米国市場では、8インチのFire HD 8が出荷台数の大半を占め、10インチのFire HD 10が僅差で2位とのことです。
つまり7・8・10インチの3サイズあるFireタブレットですが、中・大型サイズが売上を支えています。
- Tablet and Chromebook Shipments Slowed in the Fourth Quarter but Saw Solid Growth for 2021, According to IDC
- Worldwide Tablet Shipments Grew 24.9% in Q3 2020, According to IDC
役割を終えつつあるFire 7
もともとAmazonさんが自社サービスを使ってもらうことが目的で開発されたFireタブレットの初代モデルである7インチですが、大型化が進むスマホとの差別化が難しく、その立場は微妙になりつつあります。
性能面ではAmazonサービスを利用するのも厳しくなり、価格面では最安5,680円の『Fire HD 8』に「コスパ最高タブレット」の座を明け渡した感もあります。
加えて『Fire HD 10』が最安9,980円を記録するなど、Amazonさんの自社サービスを使ってもらう切っ掛けという役割を終えつつあるFire 7は、残念ながら現行モデルで終売の可能性もあります。
役割のあるFire 7 キッズモデル
役割を終えつつあるFire 7ですが『Fire 7 キッズモデル』は話が違います。
キッズモデルの中でも最小・最廉価のFire 7 キッズモデルは、まさに「安心して渡せる」というAmazonさんのコンセプトに相応しいモデルです。
『Fire HD 8 キッズモデル』も決して悪い製品ではないのですが、小さなお子さんには少し大きめですね。
まとめ
米国ではFire7とFire 7 キッズモデルだけでなく、日本未発売の『Fire 7 Kids Pro』も含め、7インチのモデルすべてが「Temporarily out of stock」ではなく「Currently unavailable」のため、おそらく現行モデルは販売終了です。
7インチの新モデルを期待したいところですが、今の状況を考えると可能性は低そうですね。
キッズモデルだけでも続けてもらえるとうれしいのですが・・・・・・。
追記:2022年5月13日
終売かと思われた『Fire 7』が、米国Amazonさんでまさかの在庫復活です。
日本Amazonさんでは今のところFire 7の在庫復活の可能性は低そうですが、『Fire 7 キッズモデル』がしばらくは終売にならなさそうで安心しました。