7月中旬から開始された「Fire OS 7.3.2.4」の配信に伴い、Amazonさんは自社サービスに様々な変更を加えているようです。
これによりOTAアップデートを停止しているFireタブレットでAmazonショッピングアプリが使えなくなる制限が発生していますが、今回の出来事はFireタブレットにとって大きな転換点になるかも?という話題をご紹介します。
OTA停止のFireタブレットでショッピングアプリが使えない
「OTAアップデートを停止しているFireタブレットでAmazonショッピングアプリが使えない」という制限、おそらく初出はリンク先のXDA Forumsへの8月3日付けの投稿ではないかと思います。
ご協力いただいている数名の方からも同様の情報が挙がっていますし、最近はネットでもチラホラ報告されていますが、実は我が家のOTAアップデートを停止しているFireタブレットではこの制限が発生していません。
制限の仕方をみても、おそらくAmazonさん側で何らかの変更を行ったことが原因だと思いますが、それが端末単位の識別で制限しているだけのか?それともアカウント単位でも制限されるようになるのか?非常に気になります。
AmazonはGoogle Playの使用を把握している?
GoogleさんはFireタブレットでGoogle Playを使っていることを当然把握していますが、Amazonさんも把握しているとの噂が以前からあります。
この噂、Fire OS 6以前は否定されていたのですが、Fire OS 7以降はアカウント同期の仕様と、購入時のアカウントとの紐付けの関係上、完全には否定できないようです。
ショッピングアプリの制限が端末単位だけなのか?が非常に気になる理由はこれでして、気に入らない使い方をしているユーザーに対しては、Amazonさんの判断ひとつでアカウント停止の可能性も、これからはあるかも知れません。
Fire OS 8のAmazonアカウント同期関連変更は布石だった?
別の記事で少し触れましたが『Fire 7 タブレット 2022年モデル』に搭載の「Fire OS 8」からAmazonアカウント同期関連の動作が変更されました。
Google Playが正常動作しない理由のひとつがこれですが、今思えばこの変更は様々な制限の布石だったのではないでしょうか。
Fire 7 タブレット 2022年モデルへのGoogle Playインストール方法に関してはお問い合わせを多数いただくため、ふんわりした手順だけでも記事にしようかと考えていたのですが、その方法を制限される日も近そうなので、あまり意味はないかも知れません。
まとめ:FireタブレットはAmazonサービス専用へ
Fire OS 8での変更、ショッピングアプリの制限など、どうやらAmazonさんは本気でFireタブレットをAmazonサービス専用にしたいと考えているようです。
安価なFireタブレットで充実したサービスを提供してくれるAmazonさんの考えに背き、これ以上の自由を求め続けるのは身勝手すぎる気がします。
AmazonさんがFireタブレットを販売している目的は、ショッピングやプライム・ビデオ、Alexaなど自社の各種サービスを使ってもらうためですから、これは当り前の未来ですが、少し寂しいですね。