AmazonさんのFireタブレットで第13世代となる『Fire HD 10 タブレット 2023年モデル』『Fire HD 10 キッズモデル 2023年モデル』『Fire HD 10 キッズプロ』が2023年10月18日に発売されました。
そこで私が実際に使ってみて感じた注目ポイントや2021年モデルとの比較、買い替えオススメ度をご紹介します。
Fire HD 10 タブレット新旧モデル比較
Fire HD 10 タブレットの新旧モデルを比較するため、Amazonさんの比較表や仕様表をまとめ直したのが下の表です。
これだけではわかりにくいため、これをベースに私が気になる注目ポイントをご紹介します。
Fire HD 10 2023年モデル |
Fire HD 10 2021年モデル |
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世代 | 第13世代 | 第11世代 |
参考価格 | 19,980円 (32GB) 23,980円 (64GB) |
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画面サイズ | 10.1インチ | |
解像度 | 1920 x 1200 | |
本体サイズ | 246 x 165 x 8.6mm | 247 x 166 x 9.2mm |
重量 | 434g | 464g |
初期OS | Fire OS 8 | Fire OS 7 |
ABI | 32bit/64bit | |
SOC | Mediatek MT8186A | MediaTek MT8183 |
CPU | 2x ARM Cortex-A76 2.05GHz、 6x ARM Cortex-A55 2GHz |
4x ARM Cortex-A73 2GHz、 4x ARM Cortex-A53 2GHz |
GPU | ARM Mali-G52 MC2 | ARM Mali-G72 MP3 |
RAM | 3GB | |
内部ストレージ | 32GB / 64GB | |
microSDカード | 1TBまで対応 | |
バッテリー | 最大13時間 | 最大12時間 |
充電時間 | 約4時間 | |
ワイヤレス充電 | 非対応 | |
USBポート | USB Type-C (USB2.0) | |
オーディオ | Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー、 3.5mmステレオジャック、 マイク |
Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー、 3.5mmステレオジャック、 2x マイク |
カメラ | フロント : 5メガピクセル、 リア : 5メガピクセル、 HD1080p動画撮影対応 |
フロント : 2メガピクセル、 リア : 5メガピクセル、 HD720p動画撮影対応 |
Wi-Fi | デュアルバンド 802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) | |
Bluetooth | 5.3 LE | 5.0 LE |
位置情報 サービス |
Wi-Fiベース (GPS非搭載) | |
Alexa | ハンズフリー、Showモード対応 | |
Widevine | L1 | |
保証期間 | 1年間 | |
同封内容 | Fire HD 10 本体、 USB-C(2.0)ケーブル、 9W 電源アダプタ、 スタートガイド |
- 公式Fireタブレットの見分け方
- 公式Fireタブレットのデバイス仕様
- Amazonが日本では初の販売となる小学生向けのタブレット「Fire HD 10 キッズプロ」、新世代「Fire HD 10」と「Fire HD 10 キッズモデル」も発売開始 – About Amazon | Japan
Fire HD 10 2023年モデルの注目ポイント
最大25%高速化、バッテリー駆動13時間
旧モデルから最大25%高速化、30g軽量化したにもかかわらず、バッテリー駆動時間が13時間に延びました。
また、ディスプレイへの強化アルミノシリケートガラスの採用により、落下テストでの耐久性はiPad 第10世代の約4倍もあるそうです。
ほかにも、フロントカメラ強化、Bluetooth 5.3 LE対応など順当に性能アップしていますね。
本体サイズは新旧モデルで数字上はあまり変わらないのですが、厚みの差が意外にあるのとボタン配置が変わったため、ケースなどの使い回しはできなさそうです。
なお「RAM増量・ワイヤレス充電対応」のPlusモデルはラインアップから外れました。
USI 2.0 スタイラスペン対応
今回1番の注目ポイントは何と言っても『スタイラスペン』対応です。
上位モデル『Fire Max 11』と同様にUSI 2.0対応のため、「4096段階 筆圧感知」や「パームリジェクション」など使い勝手の向上が期待できます。
実際にいくつかのアプリで試してみましたが、なかなか良い感じですね。
なおFireタブレットのディスプレイは映り込みが強く、ペン先も滑る感じなので、スタイラスペンを使い込みたい方はペーパータイプの保護フィルムの併用がオススメです。
2年間保証付き『キッズモデル』『キッズプロ』もラインアップ
「壊れたら何度でも交換できる2年間保証」と『Amazon Kids+ 1年間利用権』のセットでおなじみの『Fire HD 10 キッズモデル 2023年モデル』もラインアップです。
付属の『キッズカバー』は、横向き状態のフロントカメラの位置が上部に変更されたのがポイントですね。
また今回、新たに『Fire HD 10 キッズプロ』がラインアップに加わりました。
こちらも「壊れたら何度でも交換できる2年間保証」と『Amazon Kids+ 1年間利用権』がセットになった商品で、キッズモデルから付属のカバーが『スリムカバー』に変更されています。
Amazonさんでは未就学児向けが「キッズモデル」、小学生向けが「キッズプロ」というすみ分けのようですが、カバー以外の違いはなさそうなので、お好みで選んでください。
Fire HD 10 キッズモデル 2023年モデル |
Fire HD 10 キッズモデル 2021年モデル |
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価格 | 23,980円 | 本体サイズ | 267 x 208 x 27mm | 269 x 209 x 27mm |
重量 | 670g | 716g |
内部ストレージ | 32GB | |
保証期間 | 2年間 | 同梱内容 | Fire HD 10本体、 キッズカバー、 USB-C(2.0)ケーブル、 9W 電源アダプタ、 スタートガイド |
Fire HD 10 キッズプロ | Fire HD 10 キッズモデル 2023年モデル |
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価格 | 23,980円 | 本体サイズ | 256 x 190 x 17mm | 267 x 208 x 27mm |
重量 | 659g | 670g |
内部ストレージ | 32GB | |
保証期間 | 2年間 | 同梱内容 | Fire HD 10本体、 スリムカバー、 USB-C(2.0)ケーブル、 9W 電源アダプタ、 スタートガイド |
Fire HD 10本体、 キッズカバー、 USB-C(2.0)ケーブル、 9W 電源アダプタ、 スタートガイド |
上級者向け補足
初期OSはAndroid 11ベースの「Fire OS 8」、ABIは「32bit/64bit」のため、『Fire HD 8 タブレット 2022年モデル』と同じ方法でGoogle Playがインストールできますね。
ですがFire OS 8.3.1.4以降、Google アカウント関連でいろいろと問題があるため、少し凝った使い方をされたい場合は気を付けてください。
もう1つ、発表時に気になっていた「OUTPUT SPECS」の「HDMI」が「Supported」になっている点ですが、残念ながら手持ちのUSB-C/HDMI変換ケーブルなどでは外部出力はできませんでした。
旧モデルからの買い替えは?
旧モデルをお持ちで2023年モデルへの買い替えを検討されている方向けに、買い替えオススメ度をご紹介します。
順当に基本性能がアップしていますし、スタイラスペン対応は大きな進化です。
特にバッテリーが寿命を迎えた2019年以前のモデルをお持ちの方の買い替えは間違いなくオススメです。
買い替え先 | 買い替え オススメ度 |
注目ポイント |
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Fire HD 10 2023年モデル |
スタイラスペン対応 25%高速化 バッテリー駆動13時間 8メガピクセルカメラ Bluetooth 5.3 LE |
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Fire HD 10 キッズモデル 2023年モデル |
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Fire HD 10 キッズプロ |
まとめ
第13世代となる『Fire HD 10 タブレット 2023年モデル』『Fire HD 10 キッズモデル 2023年モデル』『Fire HD 10 キッズプロ』が約2年5ヶ月ぶりに登場です。
上位モデル『Fire Max 11』の登場でFire HD 10は終売だと思っていたので、うれしい誤算です。
実際に使ってみましたが動作も軽快で良い感じです。
順当な性能アップに加え、まさかのスタイラスペン対応と良モデルになりましたね。