子供が使っていたNintendo SwitchのJoy-Conが故障したため、保証期間が残っていたヤマトさんのクロネコ延長保証 事故保証プランを利用して修理しました。
そこで申請から返却までの流れと併せて、事故保証プランや長期保証プランはお得なの?損なの?などを調べた結果をご紹介します。
申請から返却までの流れ
- 事前準備と注意点
- 専用サイトから申請
- 1回目のメール受信
- 2回目のメール受信、返信
- 3回目のメール受信、受付票を印刷・記入
- 梱包して返送
- 修理後、返却
① 事前準備と注意点
- 【重要】保証購入時のAmazonアカウントでメッセージが送受信できるか確認
- 以下をメモ
- Amazon注文番号
- 保証登録番号
- WEB保証書確認用パスワード
- 製品受領日
- メーカー名
- 製品名
- 型番
- シリアル番号
- 故障状況(不具合部位、不具合発生のタイミングや条件、エラーコード、症状発生の要因など)
- 保証対象製品と保証プランの領収書(購入証明書)の画像ファイル(JPG・PNG・PDF)を準備
- 返送用の梱包材を準備
保証プランを利用する際のポイントは上の通りです。
中でも「保証購入時のAmazonアカウントでメッセージが送受信できるか」は必ず確認してください。
私の場合、初回の修理受付けメール以外はAmazonさんのアカウントサービスのメッセージ機能で送られてきました。
私はAmazonアカウント用のメールアドレスと保証申請時に記載したメールアドレスを同じにしたため問題ありませんでしたが、別々の場合は気を付けてくださいね。
申請に必要な保証登録番号やWEB保証書確認用パスワードは保証購入時にヤマトさんから送られてくる「保証書確認用メール」に記載されていますので、そちらを確認してください。
ヤマトさんが購入情報を確認するための領収書(購入証明書)は、Amazonさんのアカウントサービスの注文履歴から発行できますよ。
② 専用サイトから申請
下記リンク先のヤマトさんのクロネコ保証サイトに、保証登録番号とパスワードを入力してログインします。
「修理のお申込フォーム」ボタンをクリックし、領収書のアップロードや必要事項を記入した後に「同意して送信」ボタンをクリックすれば完了です。
記入する項目は多いですが、事前にメモを準備しておけば迷いませんね。
なお、故障状況はこの段階で具体的に詳しく記入するのがオススメです。
Joy-Conであれば「Aボタンを強く押込まないと反応しない。どのゲームでも同じ症状。Switch本体は別のコントローラーで動作するのを確認。」など、症状を再現しやすくするのがポイントです。
③ 1回目のメール受信
申請の2日後にヤマトさんから修理受付けメールが送られてきました。
アップロードした画像ファイルも添付されているので、内容に間違いがないか確認しましょう。
メール内にも記載がありますが、この後ヤマトさんがAmazonさんに購入情報などの確認を行い、確認が取れ次第、再度メールが送られてきます。
確認には1週間程度必要とされていますので、気長に待ちましょう。
④ 2回目のメール受信、返信
3日後に2回目のメールがAmazonさんのアカウントサービスのメッセージ機能で送られてきました。
内容は故障状況の再確認と返送方法の選択、保証内容の確認などです。
故障状況は申請時に詳細を記入していたので、ヤマトさんで確認した内容がすでに記入済み。
返送方法は場所と時間を指定すれば配送の手配をしてくれますが、私は着払いを選択する旨を返信しました。
⑤ 3回目のメール受信、受付票を印刷・記入
4日後に3回目のメールがメッセージ機能で送られてきました。
「クロネコ延長保証修理受付票」のPDFファイルが添付されていますので、これを印刷して氏名・住所などを記入します。
Joy-Conだけを返送する場合「Switch本体のシリアルナンバー」が必要になるので、記入をお忘れなく!
⑥ 梱包して返送
Joy-Conを梱包して、受付票に記載の住所宛に着払いで返送します。
ヤマトさんからも返送時に破損しないよう注意されていますので、梱包には気を付けてください(私はお手伝い先の梱包の達人さんにお願いしました)。
「印刷したクロネコ延長保証修理受付票」を同梱するのをお忘れなく!
私はクロネコメンバーズなので、ネットで配送手配をしました。
到着確認もネットでできるので便利ですよ。
⑦ 修理後、返却
ヤマトさんに到着後14日で返却されました。
修理明細が同梱されていたので、任天堂さんで修理されたようです。
任天堂さんに直接修理にだしても10日から2週間必要なので優秀ですね!
以上が申請から返却までの流れです。
クロネコ延長保証を調べてみた
「長期保証プラン」と「事故保証プラン」の2種類
- 「自然故障のみ」が保証対象
- メーカーや製品によって保証対象となる故障範囲が異なる
- 保証期間中は何度でも無償修理を受けられる
- 1回の修理金額が保証上限金額を超える場合は代替品提供で保証終了
- 代替品は保証上限金額内の別製品の場合もある
- 「自然故障」と「物損故障」が保証対象
- 紛失や盗難、天災による故障は保証対象外
- 物損故障の適用は保証期間内で1度限り
- 物損故障の保証限度額は経年により低減
- 物損故障で保証限度額内の代替品提供ができない場合、差額負担による代替品提供で保証終了
ヤマトさんがAmazonさんで販売しているクロネコ延長保証には「長期保証プラン」と「事故保証プラン」の2種類あります。
まずは長期保証プランですが「自然故障のみ」が保証の対象です。
自然故障とは「メーカーの保証規程で保証の対象となる故障」のため、「メーカーや製品によって保証の対象となる故障の範囲が異なる」点に気を付けてください。
一方の事故保証プランは「自然故障」に加えて「物損故障」も保証の対象です。
物損故障とは「偶然の事故に起因する故障」のため、「紛失や盗難、天災による故障は保証の対象外」な点に気を付けてください。
また、物損故障の場合「適用は保証期間内で1度限り」で「保証限度額は経年により低減する」点にも気を付けてくださいね。
クロネコ延長保証はお得?損?
- 長期保証プランは製品価格の約5%負担、自然故障の無償修理または代替品提供
- 事故保証プランは製品価格の約9%負担、限度額超えの物損故障も差額負担で代替品提供
ヤマトさんのクロネコ延長保証はお得なのか?損なのか?気になりますよね。
私は長期保証プラン、事故保証プラン共にお得だと思います。
長期保証プランの費用は製品価格の5%程度ですが、自然故障で1回の修理金額が保証上限金額内であれば、保証期間中は何度でも無償修理を受けることができます。
また、保証上限金額を超える場合も代替品(新品)を提供してくれます。
事故保証プランの費用は製品価格の9%程度に増えますが、自然故障は長期保証プランと同等の保証を受けられます。
加えて、物損故障の適用が保証期間内で1度限りとはいえ、保証限度額を超えた場合も差額負担で代替品が提供されますから、新品を買い直すよりも安く済むはずです。
長期保証プランがオススメの製品は?
- 長期保証プランは「据え置き家電」がオススメ
- ヘッドホンなどはメーカー保証を要確認
長期保証プランの購入がオススメの製品は、テレビやBDレコーダーなどの「据え置き家電」です。
一度設置したら動かすことも少ない据え置き家電であれば、メーカー保証の対象外となるような故障も稀でしょうから、この保証にピッタリです。
大型家電も宅急便を指定すれば引き取りに来てくれるので安心ですね。
一方でヘッドホンなど使い方に差が出やすい製品の場合は、メーカーさんの保証範囲を詳しく確認する必要があります。
事故保証プランがオススメの製品は?
- 事故保証プランは「すべての対象製品」がオススメ
- ゲーム機は特にオススメ
事故保証プランの購入がオススメの製品は、ズバリ「すべての対象製品」です。
費用は製品価格の9%程度に増えますが、物損故障が保証対象なのは安心感が違います。
紛失や盗難、地震などの天災に起因する故障は保証の対象外ですが、普通の使い方であれば保証の対象外になるケースが想像できません。
特に使い方に差が出やすいゲーム機は同時購入が必須かも知れませんね。
クロネコ延長保証の評価が悪い理由は?
- メーカー保証対象外の故障は長期保証プランでは対象外
- オーディオ・ヘッドホン用の事故保証プランの提供が望まれる
クロネコ延長保証はAmazonさんのレビューで低評価がチラホラあり、購入をためらってしまいますよね。
特にオーディオ・ヘッドホン用の長期保証プランで辛辣なレビューが散見されますが、例えば断線が保証の対象外になるのには理由があります。
自然故障のみ対象の長期保証プランで保証が適用されるには、その故障がメーカーさんの保証規程で対象になっている必要があります。
つまりメーカーさんが断線を保証の対象外としている場合、長期保証プランでも保証の対象外となるのです。
ですがヤマトさんにも残念な点がありまして、私が調べた限りでは物損故障にも対応した事故保証プランにオーディオ・ヘッドホン用はありません。
私もイヤホンの断線は何度も経験していますから、事故保証プランを用意してもらえるとうれしいですね。
家電量販店の長期保証も調べてみた
ケーズデンキ
- 自然故障の修理は回数や金額に制限がない
- 白物家電の購入にオススメ
ケーズデンキさんの延長保証はネットでも評判が良いようです。
指定商品が無料で最長10年間保証の「長期無料保証」と商品代金の5%負担で最長5年間保証の「あんしん延長保証」があります。
どちらも修理の回数や金額に制限はありませんが、保証の対象は自然故障のみです。
物損故障が対象外な点は気を付けたいですが、無制限の修理対応は据え置きの白物家電にピッタリですね。
ケーズデンキさん、我が家も次回の家電購入時は候補に入れることが決定しました。
ジョーシン
- 自然故障の修理にも上限額がある
- 物損故障は保証の開始日に注意
ジョーシンさんの延長保証もネットで評判が良いようです。
商品代金の最大6%負担で最長10年間保証の「まごころ長期修理保証」があり、ジョーシンクレジットカード会員は無料や割引きになります。
こちらも保証の対象は自然故障のみですが、修理代金の上限が商品の購入金額に設定されているため、通算の修理代金が購入金額を超えると差額が自己負担になる点に気を付けてください。
また、ゲーム機本体向けに2,200円で3年間の自然故障と1年間の物損故障に対応した「ゲーム機まごころ保証」もあります。
こちらもぱっと見は良さそうですが、商品の購入日が保証の開始日のため、2年目以降の物損故障は保証の対象外になる点に気を付けてください。
ジョーシンさんは品揃えは良さそうですが、保証面ではケーズデンキさんに一歩劣る感じですね。
その他の家電量販店
- 保証範囲は自然故障のみ
- 保証費用は商品代金の5%程度
- 商品購入金額が保証限度額
- 保証限度額は経年により低減
その他の家電量販店の延長保証は「保証範囲は自然故障のみ」「保証費用は商品代金の5%程度」「商品購入金額が保証限度額」「保証限度額は経年により低減」と似たり寄ったりです。
有料会員の付帯サービスで保証内容や期間が変わったりもしますが大差はありません。
改めて調べてみると、有名どころの家電量販店さんの方が保証内容が微妙なことが多くてビックリしました。
まとめ
対象製品であれば基本的に同時購入していたヤマトさんのクロネコ延長保証 長期保証プラン・事故保証プランですが、今回はじめて修理の申請をしてみました。
ネットやAmazonさんのレビューでは低評価もあったため心配しましたが、さすがは大手企業さん、手順をしっかり踏めばスムーズに対応していただきました。
たしかに製品によっては保証の適用範囲に納得できない部分もありますが、ヤマトさんではどうすることもできないですし、保証規定にはその旨がしっかり記載されていますから、確認不足といわれればそれまでです。
費用負担も多くはないですから、私はこれからも購入し続けたいと思います。