『Fire 7 タブレット 2022年モデル』へのGoogle Playインストール検証はご協力いただいている皆さまにご迷惑をかけるかたちで終ってしまったため、気分が落ち込んでいます。
そんな中、旧OSの『Fire HD 8 2018年モデル』にGoogle Playをインストールしたところ、ストレージ設定が開かなくなる不具合を確認したのでご紹介します。
Fire OS 7.3.2.1、内部ストレージ化したmicroSDカードで確認
「Fire OS 7.3.2.1」の『Fire HD 8 2018年モデル』に「内部ストレージ化したmicroSDカード」を差し込んだ状態のまま、従来の方法でGoogle Playをインストールします(APKファイルは該当OS用の最新バージョンを使用)。
再起動後、設定メニューのストレージ設定をタップしても暗転するだけで開けません。
時間を空けてもダメですし、この状態ではシステムメニューからもストレージ設定が開けないため、初期化するしかありません。
初期化後、再度試しましたが同じ状態になったので、少なくとも私のFireタブレットでは再現性はあると思われます。
ちなみにポータブルストレージ(外部ストレージ)化したmicroSDカードを差し込んだ状態や、最新の「Fire OS 7.3.2.3」に更新済みの『Fire HD 8 2020年モデル』では同じ操作をしても、この不具合が発生しないのを確認しています。
旧バージョンのFire OS 7にGoogle Playをインストールする場合は、microSDカードを内部ストレージ化しない方が良さそうです。
Fire OS 7.3.2.2がターニングポイント
FireタブレットはFire OS 7.3.2.2で大幅な変更が加えられ、アレやコレやが制限されてしまいましたが、その反面、色んな不具合の改善が進んでいるようですね。
動作確認用に古いバージョンを残しておきましたが、これを機にアップデートするのも良さそうです。
そもそもAmazonさんはmicroSDカードの内部ストレージ化がお好みではないようなので、その考えに反してまで、この使い方を選択する人がどれくらいいるかはわかりませんが、いろいろ思うところはありますね。
今のところデバッグモードではアカウント制御がアレやコレやできるみたいですが、Fire OS 7.3.2.2以降、副次的にですがGoogle Play包囲網は強まっている感じです。
少し前にFire OS 7.2.7.3/6.2.8.7で話題になったFire TVにも、更なるアップデートの提供が開始されたようで、タイミングがタイミングなだけに、こちらも嫌な予感がしますね。
まとめ
現行モデルのソフトウェア セキュリティアップデート最低保証期限が一律で2026年ですから、Fire OS 7搭載モデルへのFire OS 8提供は可能性が高そうです。
ですが、来るFire OS 8への強制アップデートに向けて、まだ気持ちの整理がつきません。
ライバル同士のAmazonアカウントとGoogleアカウントが、同じエコシステムの中で共存できていた今までの状況が例外だったのでしょうが、少し寂しい気持ちになります。
FireタブレットがiPadくらいの価格で販売されていれば状況は違うのでしょうが、それはそれでFireタブレットの良さを消してしまいます。
今の私の使い方ではGoogle Playが必要かと問われると微妙な感じなので、これまでの楽しかった思い出を胸に、お別れの時が来たのかも知れませんね。