第9世代となる『Fire HD 10 タブレット 2019年モデル』で、「Kindle本がダウンロードできない」や「ダウンロードしたKindle本が消えてしまう」などの不具合が発生しています。
そこで実用に耐えるレベルまで不具合を解消できたポイントと対策の手順をご紹介します。
確認にご協力いただきました皆さま並びに情報を提供いただきました皆さまありがとうございます。
不具合解消のポイント
不具合解消のポイントは「Kindleアプリの更新」と「microSDカードの『外部ストレージ』設定」です。
数冊でダウンロードが失敗し、ダウンロードに成功した本も知らない間に消えていた私の場合も、50冊程度でもダウンロードは失敗せず、消えてしまうこともなくなりました。
また、有志の方からの情報では400冊(すごい!)程度でも問題ないようですから、実用に耐えるレベルまで不具合は解消していると思われます。
- Kindleアプリの更新
- microSDカードの「外部ストレージ」設定
対策手順
① Fire OS/Kindleアプリの手動更新
動作が不安定だったKindleアプリはすでに対策版が配信されていますので、まずはFire OSとKindleアプリを最新版に更新してください。
Fireタブレットに搭載されているFire OSは、システムやアプリを自動でアップデートしてくれる親切設計ですが、使用状況によっては最新版ではない可能性もあるため、手動で更新を試してみてください。
- [ホーム]画面の設定をタップ
- [設定]画面でデバイスオプションをタップ
- [デバイスオプション]画面でシステムアップデートをタップ
- [システムアップデート]画面で今すぐチェックまたはアップデートをタップ
- [アップデートがありません]と表示されるまでアップデートをタップ
② microSDカードの「外部ストレージ」設定
次にmicroSDカードの設定を確認し、「内部ストレージ」として設定している場合は「外部ストレージ(ポータブルストレージ)」で再フォーマットしてください(microSDカードを使っていない場合や、すでに外部ストレージとして設定されている場合は不要です)。
「容量が正しく認識されない」や「コンテンツの保存に失敗する」など、Fire OS 6で発生していたmicroSDカードの内部ストレージ設定の不具合は、残念ながらFire OS 7でも解消されていないようです。
なお、フォーマットするとmicroSDカードのデータはすべて消えてしまうため、必要なデータは事前に移動しておいてください。
ネットの情報では外部ストレージ設定したmicroSDカードにKindle本が保存できないことがあるようですが、私の周囲ではそのような不具合は確認できませんでした。
- [ホーム]画面の設定をタップ
- [設定]画面でストレージをタップ
- [ストレージ]画面でポータブルストレージとしてフォーマットをタップ
- [ポータブルストレージとしてフォーマットしますか?]ダイアログでフォーマットして消去をタップ
まとめ
旧モデルに比べて動作は軽快で、最高のモデルチェンジを遂げた印象の『Fire HD 10 タブレット 2019年モデル』ですが、Kindle本を目的に購入された方も多いと思いますので、発売早々に不具合が確認されてしまったのは少し残念です。
ですが、すでに実用に耐えるレベルまで不具合は解消されているようですから、Fire OS 6から残されているmicroSDカードの内部ストレージ問題にも、この調子で対応してもらえるとうれしいですね。