Amazonさんの『Fire HD 8 タブレット』が、クラウドベースの音声サービス『Alexa』に対応しました。
今回対応したのは現行モデルとなります2018年9月発売の第8世代で、すでに対応している『Fire 7(第9世代)』『Fire HD 10(第7世代)』とあわせて、現在販売中のFireタブレット3モデルはすべてAlexaに対応しました。
Alexaハンズフリー「Showモード」対応
Alexaを音声で利用する「Alexaハンズフリー」には「Alexaハンズフリーモード」と「Showモード」の2種類ありまして、両者は似ているようで使い勝手が大きく違います。
Alexaハンズフリーモードはタブレットがパスワードロック状態では一部の機能が制限されてしまうため、スマホの音声アシスタントのような使い方になります。
一方のShowモードは専用の待受けがタブレット画面全体に表示され、その状態から音声リクエスト機能の多くが利用できるため、スマートスピーカーのような使い方ができます。
今回、Fire HD 8はAlexaハンズフリーモードとShowモードの両方に対応したため、まさにスクリーン付きスマートスピーカーのような使い方ができるようになりました。
モデル | Alexa ハンズフリーモード |
Showモード |
---|---|---|
Fire 7 (第9世代) |
○ | × |
Fire HD 8 (第8世代) |
○ | ○ |
Fire HD 10 (第7世代) |
○ | ○ |
手動アップデートですぐに利用可能
Fireタブレットに搭載されているFire OSはWi-Fi接続時にソフトウェアを自動更新してくれる親切設計ですが、すぐにAlexaを使いたい方は手動でアップデートしちゃいましょう。
- [ホーム]画面の設定をタップ
- [設定]画面でデバイスオプションをタップ
- [デバイスオプション]画面でシステムアップデートをタップ
- [システムアップデート]画面で今すぐチェックをタップ
2019年モデルは発売延期?
Fire HD 8のAlexa対応で気になるのは、新モデル発売への影響です。
Fire HD 8の新モデルは、過去の周期では2019年10月頃発売が予想されています。
タブレット本体が同じ『Fire HD 8 キッズモデル』が2019年3月に発売されたばかりですし、現在販売中の全モデルがAlexaに対応したため、Fire HD 8の新モデル発売はもう少し先になりそうですね。
まとめ
『Fire HD 8(第8世代)』の対応で『Fire 7(第9世代)』『Fire HD 10(第7世代)』とあわせて、現在販売中のFireタブレット3モデルはすべて『Alexa』に対応しました。
実は第7世代と第8世代のFire HD 8は、日本未発売の専用スタンド「Show Mode Charging Dock」と米国のAmazonアカウントがあればShowモードが使えていたため、日本のAmazonアカウントの制限がなくなったというのが正しいのかも知れませんが、正式対応したのはうれしいですね。
また、AlexaハンズフリーといえばAmazonさんの10インチスクリーン付きスマートスピーカー『Echo Show』がありますが、こちらはプライム・ビデオの操作感がイマイチなので、(私も含め)この辺りに不満がある方にも朗報です。
ちなみにFire HD 8 16GBの本体価格は、Echo Showよりも19,000円お得で、5インチスクリーンの『Echo Show 5』よりも1,000円お得なため、Alexaの体験用にもピッタリですね。