AmazonさんはAndroid用Amazonアプリストアを2025年8月20日でサービス終了すると発表しました。
これは昨年3月5日に発表されたWindows 11向けAmazonアプリストアのサービス終了に沿った対応です。
併せて、Fire TVやFireタブレット向けにはサービス提供を継続する旨も発表していますが、今後の展開が気になりますよね。
そこで、今回のAndroid用Amazonアプリストアのサービス終了が、Fire TVやFireタブレットにあたえる影響を考えてみました。
- 公式よくある質問 – Amazonアプリストア
- 公式Android用Amazonアプリストアおよびその他のプログラムに関する今後の変更点
- 公式Windows 11向けAmazonアプリストアのサービス終了について
Android 14搭載Fire TV

出典:Amazon
Fire TVシリーズにはFireタブレット同様、Androidベースの独自OS「Fire OS」が搭載されています。
ですが、アプリ開発者向けには既に「Android 14」搭載Fire TV向けの資料が公開されています。
つまり「素のAndroid」が搭載されたFire TVが発売される可能性があるわけですね。
Play ストアの採用は?

出典:Google
Android 14搭載Fire TVが発売される可能性があるとすれば、気になるのはPlay ストアが採用されるかですよね?
残念ながら私は、その可能性は低いと思います。
理由は簡単で、Android版Kindleアプリから本を直接購入できない制限でもわかるとおり、AmazonさんはGoogleさんに少しでも利益を奪われたくないからです。
Fireタブレットはどうなる?

出典:Amazon
もう1つ気になるのはFireタブレットへの影響ですが、こちらは無風と考えて良さそうです。
といいますのも、Fireタブレットは既に「Amazonサービスを快適に利用するための端末化」が旨く進んでいて、良くいえば完成形、悪くいえば進化の余地がない状態です。
ですから、多方面への展開がこれ以上できるとも思えず、多大なコストをかけるメリットが思い浮かびません。

まとめ

出典:Amazon
AmazonさんのAndroid用Amazonアプリストアのサービス終了の発表を受け、Fire TVやFireタブレットへの影響を考えてみました。
サービス終了の発表だけを見ると、AmazonさんはAndroidを切り捨てている感じがしますが、一方ではAndroid 14搭載Fire TVを開発するなど、Androidをさらに活用したい考えも持っているようで、非常に興味深いですね。
別の記事でご紹介しましたが、スカパー!さんのAndroid12搭載『スカパー!+(プラス)ネットスティック』はPlay ストアに正式対応していて、これがセールスポイントになっています(他に致命的な欠点があるのですが・・・・・・)。
また、パナソニックさんのFire TV搭載テレビはPlay ストアに正式対応しているため、条件さえ合えばAmazonさんもPlay ストアの採用を見当する可能性は・・・・・・、なさそうです。
いずれにせよ、Fireタブレットへの影響は少なそうなので、愛用者としては一安心ですね。
