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スカパー!+(プラス)ネットスティックを使ってみた感想とAmazon Fire TV Stickとの比較

スカパー!+ネットスティック 使ってみた 感想 Fire TV Stick 比較 もの
約6分で読めます

我が家が『スカパー!』を契約したのは、覚えていないくらい昔のこと。

テレビをつければスカパー!の番組が見られるのが当たり前ですから、子どもが小さなころに外出先のテレビで見られないことに驚いていたのを今でも覚えています。

そんな我が家ですが、最近はリアルタイムではなく、レコーダーに録画して後で見たり、見逃し配信が便利な『スカパー!番組配信』を利用することが多くなってきました。

対応アプリとネット環境さえあれば場所を選ばないスカパー!番組配信は本当に便利で、我が家はタブレットやAmazonさんの『Fire TV Stick』などにアプリを入れて楽しんでいます。

中でも、どんなテレビでもスカパー!が楽しめる、Fire TV Stickとの相性はバッチリですが、そんなことは百も承知とばかりに、この度スカパー!さんから自社開発のスティック型ストリーミングデバイス『スカパー!+(プラス)ネットスティック』が発表されました。

そんなスカパー!+ネットスティックですが、契約者向けモニターに応募したところ見事当選し、先日ようやく我が家もお迎えできました。

そこで、スカパー!+ネットスティックを実際に使ってみた感想や、ライバルになりそうなFire TV Stickとの比較などをご紹介します。

パッケージ内容

パッケージの中身

パッケージの中身


スカパー!+ネットスティックのパッケージの中身は上の画像を参考にしてみてください。

上段左から「本体」「USBケーブル」「電源アダプタ」「HDMI延長ケーブル」、下段左から「リモコン」「リモコン用電池」「クイックスタートガイド」となります。

Fire TV Stickとまったく同じ構成なのが、ライバル感があって良いですね。

Amazon Fire TV Stickとの比較

スカパー!+
ネットスティック
Fire TV Stick
HD
Fire TV Stick
4K
価格 7,000円 6,980円 9,980円
OS Android 12 Fire OS
本体寸法 W93.9
x H36
x D13mm
W86
x H30
x D13mm
W99
x H30
x D14mm
最大解像度 4K 2180p FHD 1080p 4K 2180p
リモコン 音声認識リモコン
メモリ 2GB 1GB 2GB
ストレージ 16GB 8GB
Wi-Fi Wi-Fi 5 Wi-Fi 6
電源ポート USB Type-C Micro USB
Netflix 非対応 対応
保証 1年

スカパー!+ネットスティックと、ライバルになりそうな『Fire TV Stick HD』と『Fire TV Stick 4K』を比較するため、公式ページや仕様表でポイントになりそうな部分をまとめ直したのが上の表です。

なお、スカパー!+ネットスティックの価格は、販売予定が未定のため、モニター規約の違約金を記載しました。

ざっくりとした比較では、Fire TV Stick HDが価格面で、Fire TV Stick 4Kが性能面でのライバルといった感じです。

その中で、スカパー!+ネットスティックの注目ポイントは、

  • Android 12 搭載
  • 4K 2180p 対応
  • メモリ 2GB
  • ストレージ 16GB

といったところでしょうか。

中でも、Android OS搭載のため、Google Play ストアから正規アプリがインストールできるのは大きなメリットですね。

Fire TV Stickの1番の不満は『Amazon Android アプリストア』のアプリ数の少なさなので、メモリ 2GBとストレージ 16GBとの相乗効果で、スカパー!+ネットスティックを選ぶ大きな理由になるはずです。

ただし、Netflix非対応は(我が家のオットがそうですが)評価する方によっては大減点なので、ここはなんとか改善していただきたいですね。

おそらくライセンスの問題なので、一般販売が決定すれば、後から対応の可能性があるかしら?

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実際の使い心地は?

初期設定は簡単

初期設定は画面の指示に従うだけ

初期設定は画面の指示に従うだけ

事前確認項目
  • Wi-Fiのネットワーク名(SSID)
  • Wi-Fiのパスワード
  • Google アカウンのメールアドレスまたは電話番号
  • Google アカウントのパスワード
  • Myスカパー!のメールアドレス
  • Myスカパー!のパスワード
  • スカパー!登録の電話番号

上記の通り、スカパー!+ネットスティックはAndroid TVとスカパー!+の設定が必要なため、Amazonアカウントの設定だけで済むFire TV Stickに比べて、入力する項目は多いです。

ですが、これらを事前に確認しておけば、初期設定自体は画面の指示に従うだけなので簡単ですよ。

紙のクイックスタートガイドが付属するだけでなく、ヘルプページでは動画やスクショで事細かに解説しているのもうれしいですね。

Fire TV Stickは海外製だけに、この辺りが非常にシンプル、といいますか、微妙に不親切なんです。

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Google Play ストアの安心感

Google Play ストア正式対応のメリットは大きい

Google Play ストア正式対応のメリットは大きい


使ってみて感じたのは、やっぱりGoogle Play ストアに正式対応している安心感です。

Fire TV Stickも、サイドロードと呼ばれる方法で非正規アプリをインストールできますが、やっぱり不安ですよね。

その点、まだまだ使えるアプリは少ないとはいえ、正規アプリのインストール手段が用意されている安心感は替えがききません。

初期設定終了直後、ストレージの空き容量が4.9GBあるので、Fire TV Stickみたいにカツカツになることは当分なさそうです。

それゆえ、Netflix非対応なのが、本当に残念でなりません。

拡張性はBluetooth頼み

USB Type-Cは給電には最適

USB Type-Cは給電には最適


Google Play ストアをみていて、「あ!」と思うアプリがいくつかありました。

例えば、DVD再生アプリ『TrueDVD for Android TV』は、Fire TV Stickでもお気に入りですが、スカパー!+ネットスティックの電源ポートはUSB Type-Cのため、残念ながら使えなさそうです。

一方、Fire TV Stickは現行モデルでもOTG対応Micro USBのため、ハブを介すことで給電しながら有線LAN接続する、みたいな使い方ができるんですよね。

私もMacBookでUSB Type-Cは愛用していますし、給電だけならコネクタが統一できてうれしいのですが、規格が複雑すぎて、少し凝った使い方をするには相性問題が面倒なんです。

たしか、ルートアールさんが給電対応のUSB Type-C ハブを取扱っていますが、Amazonデバイスは非対応だったので、おそらくスカパー!+ネットスティックもダメです。

そんなわけで、拡張性はBluetooth頼みですね。

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リモコンが便利で不便

左がスカパー!+ネットスティックのリモコン、右がFire TV Stickのリモコン

左がスカパー!+ネットスティックのリモコン、右がFire TV Stickのリモコン


4K対応のためか(失礼ですが)意外に性能が高いようで、動作もサクサクしていますし、付属リモコンの操作も良い感じです。

Fire TV Stickではオプションの『Alexa対応音声認識リモコン Pro』で採用されている、任意のアプリを指定できる「アプリボタン」が便利そうですね。

ですが、このリモコン、なぜか「戻るボタン」が2つあるんです。

1つは前の画面に戻る「普通の戻る」ボタン、もう1つは各アプリからスカパー!+の画面に戻る「各アプリから戻る」ボタンです。

スカパー!さんがこの2つのボタンを搭載した意図は、下記リンク先のAV Watchさんの記事で解説されていますが、(私の理解が足りなくて申し訳ないのですが)「ホームボタン」との違いが分からず不便です。

ただし、ここでAndroid OS採用の強みが発揮されまして、おそらくAndroid TV用のリモコンが使えるので、好みのタイプに変えることで解決できちゃいそうですね。

まとめ:完成度は非常に高い

完成度は非常に高い(Netflix非対応以外)

完成度は非常に高い(Netflix非対応以外)


『スカパー!+ネットスティック』をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

ライバルになりそうな『Amazon Fire TV Stick』と比較してみましたが、性能面の取捨選択が大正解のように思います。

AV Watchさんによりますと、Dolby VisionとDolby Atmosに非対応のようですが、(我が家のような)一般家庭からすれば「なんですの、それ?」な感じのはず。

これにライセンス料を支払うのであれば、その分でメモリやストレージを増やしてくれる方がうれしいです。

また、Wi-Fi速度も、Netflixさんのヘルプによれば、4K配信の視聴はWi-Fi 5で不足ないんです。

スカパー!さんの取捨選択がまさにこれで、完成度が非常に高いんですよね。

ですが、やっぱりNetflixの非対応だけはいただけません。

せっかく便利なアプリボタンがあっても、その選択肢にNetflixがないだけで魅力が半減します。

あとはGoogle Play ストア経由でインストールできるアプリが増えたら良いですが、「他に必要なアプリ、なに?」と考えると、やっぱりNetflixなんです。

一般販売は未定のようですが、Netflixに対応して、6,980円くらいの価格設定であれば、日本企業さんの取扱いという安心感を加味して、意外に需要がある気がしなくもないですね。

無料でいただいた我が家は、もちろん大満足ですよ。

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