開いた本に沿った形状で、やさしく安定して保持できるコクヨさんの『本に寄り添う文鎮』。
2022年に300本の数量限定販売した真鍮製の初代は1ヶ月で完売となる大反響を呼びました。
再販を望む声も多かったようで、新たに鉄製の黒とグレーをラインアップに追加して販売が再開されました。
私も鉄製の黒をお迎えできたので、使用感などのレビューをご紹介します。
初代は真鍮製
実は姪っ子が真鍮製の初代を持っていて、私も使わせてもらったことがあります。
特長的なカーブが本に沿うように触れ、開いた状態をやさしく保持してくれる様はまさに「本に寄り添う文鎮」でした。
ですが1つだけ気になる点がありまして、素材が真鍮のため、文鎮が触れた紙面が予想以上に汚れます。
そもそも汚れては困るような大事な本を文鎮で開いた状態にするか?は疑問ですが、ほぼ新品状態でこの汚れ方ですと、使い込んでからの汚れ具合が心配になります。
コクヨさんの商品ページにも「使い込むほどに色合いが変わってゆく真鍮でできており、経年変化を楽しめます」とありますから、真鍮の経年変化は想定内のようですし。
また「本製品が紙に擦れると黒い跡が残る場合がありますが、消しゴムである程度落とすことができます」ともありますが、この汚れはおそらく酸化銅のため、残念ながら紙質によっては落ちません。
待望の鉄製がラインアップ
そんなこんなで初代は少しだけ残念な点がありましたが、再版に伴い待望の鉄製がラインアップに追加されました。
そこで今回、私は鉄製の黒を選んでみました。
コクヨさんの商品ページの「本製品が紙に擦れると色移りする場合があります」の通り、おそらく鉄素材に黒色塗装のため、強く擦れば色移りの可能性もありますが、真鍮製の初代のように触れただけで汚れる可能性は低いと思います。
また、質感も良い感じで、私は真鍮よりも鉄が好みです。
お値段も真鍮の半額以下なのも良いですね。
本を押さえると、こんな感じ
ここからは実際に本を押さえてみた感じをご紹介します。
文鎮の外寸法(W・D・H)は約240・11・23mm、質量は約195gです。
カーブ部分の高さが約11mmと緩やかで重さも軽めなため、大きめな本や厚めな本ですと少しページが浮いた感じになりますが、普通の文鎮に比べると良い感じで押さえてくれていますね。
「開いた状態でやさしく安定して保持」がコンセプトなので、特にレシピ本との相性はバッチリです。
まとめ
コクヨさんの『本に寄り添う文鎮』、いかがでしたでしょうか?
開いた本に沿った形状という特長はそのままに、真鍮製の残念な点を解消した鉄製のラインアップ追加はうれしいですね。
さすがコクヨさん!
ちなみに再販分の真鍮製は触ったことがないので、なにか対策がされている可能性もあります。
また、素材感がお好きな方には真鍮製も良い選択だと思いますよ。